骨董品らしい物を買取へ出す前は、品物、共箱、栞、来歴、欠けた部品の対応を保ち、洗浄・接着・分売をしないことが基本です。価値を自己判断せず、写真で取扱分野を確認してから移動します。

骨董品らしい物を日用品と分ける

器・茶道具・書画の組を崩さない

器、茶道具、書画、彫刻などを日用品の回収箱から外します。対、組、一式と思われる物へ同じ番号を付けます。

価値が不明でも捨てない箱を作る

古いから価値があるとは限りませんが、分からない物を即時処分せず「専門確認」箱へ置きます。大型品は移動せず、その場所で撮影します。

共箱・栞・来歴を品物と合わせる

箱書きと銘を撮影する

品物全体、底、銘らしい部分、箱の外・内側、栞を撮ります。文字を推測で作家名へ変えません。

購入記録や家族のメモを残す

領収書、展示記録、贈答、購入時期のメモを品物番号へ対応させます。確認できる書面と家族の記憶を分けて記載します。

洗浄・接着・補修をしない

汚れと古色を自己判断で落とさない

材質や表面処理が分からない品へ洗剤、研磨剤、漂白剤を使いません。保存科学では材料特性と環境を調べて修復方針を立てるため、手入れは専門家へ相談します。

欠けた部品も一緒に保管する

欠け、蓋、紐、軸先などを捨てず、小袋へ番号を付けます。接着剤で戻さず、破損位置を撮影します。

専門分野が合う査定先を探す

取扱実績と担当分野を確認する

確認欄 内容
分野 陶磁器、茶道具、書画など
方法 写真、持込、出張
説明 品目別明細、根拠
返却 売らない場合の扱い
訪問 対象品、入室範囲、書面

「骨董全般」だけでなく、今回の品を扱う担当者がいるかを聞きます。

写真査定で事前に相談する

大型・壊れやすい品は、運ぶ前に写真で受付分野を確認します。写真の回答を確定査定とせず、現物確認で変わる条件を聞きます。

査定結果と売却判断を分ける

品目別の説明と金額を残す

番号ごとに名称、状態、査定理由、提示額を記録します。まとめ額の場合は、品物を一部外した時の扱いを確認します。

相続や共有品は家族の合意を確認する

所有者や相続、共有の判断が必要な品は、査定と売却を同日に決めません。誰が売却を承諾できるかを確認し、訪問購入の書面と引渡し条件も読みます。

撮影は品物の全景、底、側面、銘らしい部分、共箱、栞、破損箇所を一組にします。複数の箱と中身が混在している時は、元の場所を記録したうえで未確認のまま分け、見た目が合うという理由だけで組み替えません。

運搬前には、重量、大きさ、持つ場所、外れやすい部品を確認します。茶道具や器の組物を薄い紙だけでまとめず、一点ずつ現状写真を残します。大型品は階段や扉を通すための解体をせず、写真で搬出方法と査定受付を先に相談します。

出張査定では、見せる品と売却候補を一覧にし、事前承諾していない品を別室へ置きます。提示額は品物番号ごとに記録し、まとめ額から一部を外した場合の金額を聞きます。家族共有品は査定だけ受け、合意がそろってから契約します。

宅配や持込を使う場合も、預けた品物、箱、付属品の控えを残します。返却時に破損や組み合わせの違いがないかを確認し、相違があれば受渡し前後の写真と預かり証を使って事業者へ連絡します。

査定候補が多い場合は、陶磁器、茶道具、書画、木工など見た目の大分類と、未確認箱を分けます。ただし専門分野を自己断定する分類ではなく、運搬と写真整理のための仮区分として記録します。箱書きや購入記録から分かった情報も「書面記載」として分けます。

売却しない品は、査定済みという理由だけで一般の回収品へ移しません。家族の保留期限、保管場所、次に相談する専門分野を決め、付属品と一緒に戻します。売却品は契約書の品名・特徴・価格が一覧と一致するか確認します。

参照した公式・一次資料